谷川俊太郎さんの大人気絵本『もこもこもこ』
どんな魅力があるのか、あらすじを中心に絵本の内容をお話していきます。
対象年齢や出版情報・関連情報もあわせてご紹介。
読み聞かせた子供の様子もお伝えしますね!
もこもこもこのあらすじ
物語は単純な内容で、最初はちいさくモコっと何かが盛り上がってきて、どんどんどんどん大きくなり山のようになります。
その隣ににょろっと、またふしぎな形のものが盛り上り、にょきにょきはえてきますが、大きな山にパクッと食べられてしまいます。
その山から小さな丸が生まれます。
その生まれた小さな丸がどんどん大きくなり、太陽のようにギラギラ燃えてきます。
最後はパチンと破裂してしまいます。
そこから産まれた三角がふんわふんわ落ちてきます。
そして訪れる静寂…。そして再びモコっと山が生まれます。
そして最初に戻りエンドレス。
もこもこもこ 対象年齢
対象年齢が一応2歳、3歳からとなっていますが、
自分の子供の読み聞かせて思ったのは、0歳〜4歳くらいまでなら確実に楽しんでくれると感じました。
もこもこもこ読み聞かせ
文字数が本当に少なく、絵本自体が大きくカラフルな色をしているので、1歳の子でも目を輝かせてみてくれます。
食べられたり、破裂したりするたびに、絵本とこっちを何度も交互に見てくれます。
私の子供は4歳になってもテンション高く聞いてくれました。
凄く楽しいのか、一回この絵本の読み聞かせを始めてしまうと、なかなか終われないのが、親としては難点。
ただ普段集中力の無い娘でも、しっかり聞いてくれる唯一の絵本でした。
子供に何度も何度も読み聞かせをしていると、今度は子供が文字ではなく、絵と音を覚えていき、
自分でページをめくって、モコ!モコモコ!!!と元気に読みだしてくれます。
4歳くらいまでは、大きな声で何度も何度も読んでくれました。
おかげ様で絵本はボロボロに…。字が読めなくても、こうして絵と音で楽しんで読むようになるんだなぁと、ほっこりさせてもらった記憶が鮮明に残っています。
もこもこもこ絵本の意味・魅力・赤ちゃんにも!
もこ もこもこは読んで物語を楽しむというよりは、絵と擬音語で読み手が色々なテンションで読んで子供を楽しませる絵本だと思いました。
母親が読むのと、父親が読む、おばあちゃんやおじいちゃんが読むので、まったく違う感じになる絵本です。
なぜこの絵本を購入したかというと、私の住んでいる地域のオススメ絵本50に選ばれていたからです。
しかも5000円分の金券と共に資料が送られてきました。その中で当時1歳だった娘でも読めそうな『もこ もこもこ』を選びました。
赤ちゃんのファーストブックにもいいですね。
言葉は「もこもこ」「にょき」「つん」「ぱちん」といったオノマトペなので、0歳代でも喜んで聞いてくれると思います。
大人も何だかわくわくしてしまう魅力が溢れています。
もこもこもこ出版社やシリーズ、関連情報
もこ もこもこ
作:谷川俊太郎
絵:元永定正
出版社:文研出版
発行日:1977年4月
ページ数:29ページ
サイズ:28.3cmX22.4cm 変型ワイド判
もこもこもこシリーズってあるの?
もこもこもこは、文研出版の「みるみる絵本」シリーズの一冊。
シリーズのラインナップは、もこもこもこに関連せず、それぞれ独立した内容の絵本です。
みるみる絵本は、幼児から小学校低学年向きに分類されていて、「もこもこもこ」のように赤ちゃんにもおすすめな絵本もあれば、赤ちゃんには少し難しいかな?という絵本も含まれています。
シリーズのひとつ『ココロのヒカリ』は、もこもこもこコンビの谷川俊太郎さんと元永定正さんの絵本。
もこもこもこから、何と33年を経ての再コラボ実現だそうですよ!
ココロのヒカリも絵本ナビで全ページ試し読みができます。
もこもこもこ大型絵本
もこもこもこはサイズが他の絵本よりかなり大き目です。
さらにビッグサイズの大型絵本もあります。
こちらは読み聞かせのイベントやプレゼント用にすることが多いですね。
子供の頃大好きだった絵本を、大人になってから自分へのプレゼントに購入する人もいます。
もこもこもこ大型絵本の大きさは、44.6cm×34.8cmです。
Amazonでのご購入は、以下に掲載するリンク先で「大型本」に切り替えてご確認ください。
まとめ
詩人・谷川俊太郎さんと、画家・元永定正の絵本『もこ もこもこ』をご紹介してきました。
もこもこもこは、本当に親子で楽しめる絵本だと思います。
少し高めですが、絵本の大きさ、子供の食いつきを考えると、元は十分にとれる素敵な絵本と感じています。
小さな子供の初めての絵本におすすめです。