図書館でおすすめ図書のコーナーに陳列されていた絵本、「もぐらはすごい」。
単純に図書館のおすすめなこと、読書感想の課題図書として提示されていたので、問題なくいい絵本なんだろうと、4歳の子供に読んでみました。
もぐらはすごい絵本のあらすじと内容をご紹介、さらに私と子供の感想や反応もお話ししていきます。
もぐらはすごいのあらすじと内容は?
まず最初に失敗したことなのですが、絵本と舐めてかかった私の責任ですが、
絵本と言っても大人でも読み応えののある、どちらかというと幼稚園児というよりかは小学生が読む絵本のボリューム内容というのが正直な感想です。
でも工夫次第で、幼稚園児でも理解できる絵本の内容。
一度の読み聞かせで理解できなくても、部分的にモグラの生態について親子で学べる、モグラが土の中でもぐるような、深〜い一冊です。
まず、あまり知られていないモグラの生態。
大人の私も本物のモグラには出会ったこと、ありません。
などなど具体的な疑問をイラストでわかりやすく説明されています。
ヘェー!とびっくりしたのは、モグラの前足は立派なのに、後ろ足は退化したかのように小さい。
真っ暗闇の中をモグラは特殊な鼻先の器官、アンマー器官をフルに使ってわずかな振動や地面の中の状態を探るそう。
それにモグラには縄張りが存在し、1匹しか住むことができない。
地下のモグラの住みかには、トイレや寝床などきっちりと整理されていること。
読み進める程に、子供の反応そっちのけで、ずっと親が「そうなんだー!」と知識を吸収する始末でした。
もぐらはすごい絵本の感想
子どもはというと、
- 「もぐらって動物園であえるの?」
- 「もぐらの赤ちゃんってどんなの?」
- 「もぐらって鳴くの?」
- 「どうして『もぐら』って言うの?」
- 「もぐらってこの前(テレビのイラストで)ヘルメットつけてた!」
と、絵本には載っていない、子供らしい直感と素朴な質問の数々。
親としても、モグラについての知識はゼロなので、
- 「どうなんだろうね?絵本読んだらわかるかな?」
- 「モグラを研究している人も知らないことだらけで、研究している最中なんだって。」
としか返答できませんでしたが、我が子なりに、もぐらへの興味は湧いてきているようでした。
絵本にしては、可愛い、癒されるというジャンルではなく、どちらかというとモグラの百科的な感じでした。
もぐらはすごい
アヤ井アキコ・作
川田伸一郎・監修
出版社:アリス館
さいごに
ちょっと4歳には早い内容ですが、ゆくゆく成長して音読の練習にもなるし、研究や感想文の図書にもなるでしょうと思う一冊。
親としてもそんなモグラの生態を知った偶然の本との出会いでした。