気になる唇の縦ジワは、顔の印象が老けて見えてしまうポイントでもあるので改善したいですよね。
どうして唇の縦ジワが気になってしまうのでしょうか。
実は唇は年齢にあわせて膨らみがしぼんでいくもの。また、乾燥しやすい部分なのでダメージを受けやすく縦ジワが目立ってしいます。
唇は皮膚ではなく粘膜の一つといわれており、唇の縦ジワをなくすにはスキンケアとは別なケアが必要なのです。
唇の縦ジワの原因は?
唇は角質層が薄く、皮脂腺がほとんどありません。
皮脂腺がないため皮脂で潤いを保つことができず、唇にある水分は乾燥しやすい状態にあるため気がつくとすぐにカサカサと荒れてしまいます。
乾燥した地面がヒビ割れているのをイメージしてみてください。
同じように乾燥しているとシワが目立ち、より深くなっていくのです。
しっかりとケアして縦ジワが目立たないようにしたいですね。
唇の縦ジワは
- 乾燥
- 体の不調
の2つの影響が原因でひどくなってしまいがちです。
それぞれ詳しく見てみましょう。
乾燥による影響
唇を舐めることで唾液が唇に付着しますが、その唾液が蒸発するときに唇にある水分を一緒に蒸発させてしまうため、一見潤ったように見えて更に乾燥が悪化してしまうこともあります。
カサカサした唇が気になって舐めることで荒れてしまったという経験は思い当たることがあるのではないでしょうか。
また外気に触れているため空気の乾燥にも敏感になるのです。
角質が薄いため、紫外線のダメージも受けやすい状態にあります。
その他にも、食事の汚れや上唇と下唇の摩擦、といった外的原因による乾燥も起こりやすいです。
体の不調による影響
乾燥や外的要因のほか、胃腸が弱ると唇が荒れてしまうともいわれています。
粘膜を形成するビタミンBが体内で不足すると、唇も荒れてしまうことが多いため、体の内側の不調も乾燥や荒れとして現れやすい場所なのです。
粘膜を形成するビタミンBが含まれた食物を多く摂るようにしたり、乾燥が特に気になるときはビタミンBのサプリを飲んだりするのがおすすめです。
唇の縦ジワにおすすめの保湿ケア
唇は肌と違い、1週間で新しい皮膚に生まれ変わるターンオーバーが行われます。
ダメージを受けても1週間でターンオーバーされるのでダメージが気になりにくいのですが、皮脂腺がないため潤いを保つことができず乾燥しやすい部分。
潤いを与えてあげないといけません。縦ジワが入らないように保湿を入念にしてあげましょう。
手軽にできてしっかり保湿ができる方法をご紹介します!
リップクリームで保湿パック
一気に唇が潤うのがリップクリームを使ったパックです。
使うリップクリームは家にあるものでOKです。
唇にたっぷりとリップクリームを塗り、小さく切ったラップをのせてください。
10分ほど放置するとぷるぷるの唇になっていますよ。
ラップの上から温めたタオルをのせたり、半身浴中に行ったりすると、より保湿効果が高まるのでおすすめです。
リップ美容液
リップクリームだけでなく、特別ケアとしてリップ美容液を使うのも効果的です。
リップクリームは乾燥しないように保護するはたらきですが、リップ美容液は保湿成分で唇を潤してくれるはたらきがあります。
ヒアルロン酸やコラーゲンなど、保湿効果の高い成分が配合されているのでしっかり潤います。
寝る前の特別ケアとして使えるほか、口紅やグロスの刺激から唇を守るために、下地として使うこともできます。
紫外線対策リップクリーム
唇の乾燥は紫外線のダメージによって促進されます。
外出時には紫外線対策ができるリップクリームを使うのがおすすめです。
SPF/PAの表示があるリップクリームが多く発売されているので試してみてください。
日焼け止めでは強すぎて唇に刺激が強すぎるので、紫外線対策リップクリームを使ってくださいね。
唇の縦ジワケアに身近なものでできるリップスクラブ
乾燥や紫外線などでダメージを受けたいらない角質を週一でケアできるリップスクラブもおすすめです。
リップスクラブで優しく唇をなでるだけで、唇の表面の古くなった角質を取り除いてつるつるの唇になります。
そしてリップスクラブは簡単に手作りすることができます!
いずれも保湿効果に優れたものなのでお家にあるもので試してみてください。
砂糖は食用のものを使用するため、口の中に入っても全く問題ありません。
使用するときに作ることができるので常に新鮮なものを使えるのも良いですよね。
やさしく唇をなでて、水で洗い流すだけでケアができます。
さいごに
角質層が薄く、皮脂腺がほとんどない唇はすぐに乾燥したり荒れたりしてしまいます。
リップクリームを塗っていても充分でないときは、今回ご紹介したラップパックやスクラブを試してみてください。
保湿成分が唇に密着しじっくりケアしてくれます。
リップスクラブを塗ったあとにパックするのも効果的。リップクリームの保湿パックと同じように、小さく切ったラップをのせて3〜5分待つだけです。
手軽な唇ケアで乾燥や荒れから唇を守り、カサカサの唇から卒業しましょう!
肌と同じように唇もケアして、縦ジワのない若々しい唇を目指してくださいね。